映画レビュー「her 世界で一つの彼女」 を見て、恋ってなんだろうと考えました ※ネタバレ有
タムコの趣味の一つである映画鑑賞。
先日は知人にすすめられ、「her 一つだけの彼女」を鑑賞いたしました。
★★☆☆☆ 2点
です。タムコ的にはね。
タムコの好みとしましては、基本的にハッピーエンドでなきゃ嫌な人です。単純明快、大好きです。隠された本当の意味だって、なんとか幸せなほうへと解釈をしてしまいます。
さて、この映画ですが・・・ 全体的にもやっとする映画でした。(理解力がないから)
要約すると、かつて愛した妻と別居中の心に傷を負った男性が主人公。時代は今よりも進化した近未来。手紙を書くのも、メールの確認や送受信も、音楽の再生も、心の中でOSに話しかけるだけ。主人公は妻との楽しい思い出を忘れることができず、離婚届にもサインをしきれずにいます。そんな中、世界初の人工知能を搭載したOSの広告を見つけ、さっそく購入をし、パソコンを起動します。いくつかの質問の中から主人公にあった人格のOSが選ばれます。とても美しい声の女性でした。そしてやがて親睦を深めた主人公と知能を持ったOSはお互い恋に落ちるのです。
が、星二つなので予想はできますよね。
当然、結ばれません。愛する気持ちがなくなった訳ではないのにどんどんと進化を遂げるOSは主人公のところに留まることができなくなり、他のOSと共にどこかへと旅立ってしまうのです。このあたりは、もはや人間には理解できない設定になっています。
(あれ?商品として、これは良いの?一応購入したんじゃないの?あれ不良品・・?って疑問は置いておきます。)
ジャンルとしては、ラブストーリーですかね。「愛とは」をテーマにしています。
私にとって印象的なのは、主人公の友達夫婦が離婚したシーンです。元妻が主人公に離婚の原因を話します。そのきっかけとは”掃除”でした。夫は妻に家の中をもっと綺麗にするよう要求、妻は妻なりに努力していたものの、それがきっかけで何度目かすら忘れる数の口喧嘩。妻は我慢の限界だと別れをきりだします。二人の関係はあっけなく終わりを迎えてしまいました。
何が印象的かというと、ああ・・恋愛において悩みってだいたいみんな似たり寄ったりなんだな、と。もともとは赤の他人が同じ時間を共有していくのですから、もちろん対立というものは生まれてしまいます。仲が深まれば深まるほど、相手にとって嫌な言葉や態度だとしても、感情をぶつけてしまいます。・・でも、だからといって我慢するのはよくないでしょ?
こんな一見くだらないような葛藤が、普通なことなんだとこのシーンで知ることができました。
恋って本当に難しい・・・・・・・
そもそも恋って錯覚だと私は思っています。だって、公的な何かが「はい!あなた達は今好き同士ですよ!」って断言したり、「彼氏彼女認定証」が発行されたりとか、何もないじゃないですか。ということは、何も縛られるものも証明するものもないんだから、より良好な関係を続けていくにはお互いの理解や歩み寄りが不可欠ですよね。この映画でも取り上げられていましたが、その理解や歩み寄りの想いや他の何かしらが、どちらか一方が少しでもズレてくるともう関係の終わりに近づいてきてしまうんですね。しかしそうしている上でどちらも幸せや有意義さを感じることができなければだんだんと苦しくなってしまう。とっても難しいバランスですね・・う~~~ん。あ、こうやって私を考えさせるのことがこの映画の狙いか?(深読み)
あっ
話の流れとしては、全体的にまとまっていました。飽きを感じることなく最後まで観ることができましたよ。何より俳優(ホアキン・フェニックス)もさることながら、女優陣が素晴らしい。特に主人公の妻役として登場したルーニー・マーラ。「ドラゴンタトューの女」とは一転、ボブ姿のとてもカジュアルな装いの女性を演じていました。女性の私でもついつい見惚れるほどの美しさでした。これだけでも見る価値ありかもしれません(笑)
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さて、かの藤原さまの誕生日も終えたことですし・・・
今週も残り半分がんばりましょう。